さえない一日の終わりに腕立てを!

主にプロレスと何かについて語るブログ by kento

パニック・アット・ザ・ディスコ

今日はさえない一日だった。退職手続きや退去手続きについてもたもたしてたら、いろいろ面倒なことになってきた。こういう作業やっぱ苦手です。

目の前の仕事に追われてパニックになってたあの頃を思い出して、今日は一日中うんうん唸ってましたが、ブログのタイトルにもした手前、思い立って、先ほど腕立て400回しました。いやーパンプアップ気分いいっす。

 

 

約15年ほど前、当時インディープロレス界の中心的存在だった大仁田厚が業界最大手・新日本プロレスにたったひとりで参戦し、テレビ朝日の真鍋アナウンサーといわゆる「大仁田劇場」を繰り広げていました。「大仁田劇場」は、そのやりとりの過剰なまでの熱量が観る者の熱狂と笑いを生み、いまでもファンの間で語り草になっています。名シーンではなく迷シーンとして語られることが多い「大仁田劇場」ですが、僕にはまごうことなき圧倒的名シーンとして印象に残ってる場面があります。

果たし状までしたため、新日本プロレスのトップレスラー・長州力との有刺鉄線電流爆破マッチになんとかこぎつけた大仁田ですが、子ども扱いされ、手も足も出ずやられてしまいます。

試合後、大仁田は虫の息でインタビューに応じます。こんなとき、「次は勝つ!」「おれは負けてない!もう一丁!」と言うのが勝負の世界に生きる者としての常識です。しかしそのとき大仁田は、目に涙を浮かべ、搾り出すようにして真鍋アナウンサーのこう訴えかけました。

 

「たとえ弱くても、自分の力を信じるしかないじゃろうが!!」

 

 

自分の弱さをさらけだすってなかなかできないですよ。ましてやプロレスラーですよ。感動させられました。表現を通して人に勇気を与える、ってこういうことなんじゃないかと。

ぼくは身体も小さいですし、ルックスもたいしたことないし、怠惰ですし、けっこう気にしいです。がくーーんと落ち込むこともよくあります。が、大仁田の言うとおりなんです。そこしょうがないんです。欠点だらけでまわりに迷惑かけっぱなしの自分ですが、それでもそんな自分の力を信じて進んでいくしかないんですね。それしかないわけです。そうおもうとなんだか肩の荷がおりたような、そんな心持ちになります。

 

さて、このブログを書くときのバック・ミュージックがわりにしていた「朝まで生テレビ」では、特定秘密保護法案についてかんかんがくがくの議論がかわされていました。国家も大仁田のように、都合の悪いようなことも全て国民にさらけだしてほしいものです。。。いや、このオチは無理矢理うまくまとめようとして逆に無知がばれるパターンかな。。うーむぶつぶつ。