さえない一日の終わりに腕立てを!

主にプロレスと何かについて語るブログ by kento

ザ・ルーツ

会社やめてから、いまは実家がある岡山県にいるのですが、帰省するといつも驚くことがあります。それは道行く小学生が挨拶をしてくれることです。トレーニングでジョギングをする際、ぼくは灰色の運動着でニット帽をかぶりイヤホンで立川談志を聞きながら黙々と走るのですが、それって不審者にみられてもおかしくないたたずまいだと思うんですよ。でも、学校帰りとかの男の子とか、犬の散歩中の女の子とか、「こんにちはー」ってはずかしそうに挨拶してくるんですよ。そんなときぼくはびっくりして大人のくせにはずかしそうに挨拶しかえしちゃうんすよね。まあ、なんていうかたまんないくらいほっこりしてしまいますよね^^

 

実家があるところはすごく田舎なんで、そういう無防備なのどかさがのこってるんですよね。で、思い返せばぼくも昔はそうだったなと。挨拶するの当たり前っておもってて、それが気恥ずかしくて、帰り道に大人となるべく会いたくねえなとおもったりしてた記憶があります。

そういえば、昨日走ってた時、公立図書館のだだっぴろい駐車場でいっぱい小中学生が遊んでたんですが、そのなかでセーラー服の女子中学生二人が駐車場のアスファルトにあおむけに寝転んで空を見ながらなぜか爆笑してたんですよ。おそらく「空がめっちゃ近く見えるwwウケるw」「ちょww虫きたwww」みたいなこといってたんですが、のどかすぎて驚愕しました。

ぼくが小学校のときに、テレビでは通り魔とか少年Aの事件とかたくさん報道されてましたから、学校では知らない人に声をかけられたら逃げましょうとか防犯ブザー持ちましょうとか、そういうことを5年生くらいのときくらいからさかんに先生から言われだした記憶があります。地域の人には挨拶しましょうって言ってた先生が、急にそんなん言い出したんで覚えてるんです。が、まだまだ残存してます。

 

昔、家の近くに、「まっちゃん」っていうホームレスのひとがいたんですが(プレハブ小屋に住んでいたので正確にはホームレスではないのですが)、そのひとにも挨拶してましたからねえ。というかいまふと、なんでまっちゃんはあそこに住まなければならなかったのかとか、昔いっぱいあそんでもらった近所のおばあちゃん家が、いまは妖しげな猫屋敷になってたりとか、のぞかないほうがよさそうな深淵に興味をもちそうになってきたので、今日はこのへんで。